三好不動産グループの一社である(株)ミヨシアセットマネジメントは、不動産投資物件の運営管理や物件の一括借り上げ、物件再生事業などを行っている会社です。三好不動産は個人のお客様とのB to C取引が多いですが、ミヨシアセットマネジメントは対法人のB to B取引が中心です。私は投資部コンサルティング課で、譲渡したい会社と買収したい会社の仲介業務を行うM&A(合併と買収)事業を担当しています。結婚に例えるなら、仲人のような立場と考えるとわかりやすいかもしれません。条件に合う良い相手をみつけ、メリットやリスクを双方に伝えながら結婚まで導くイメージです。外部の金融機関や税理士事務所などと連携しながら、不動産分野に強みをもつM&A仲介業務を展開しています。
外部の会社同士の仲介のほかに、当社自らも買い手としてM&Aを実行しています。その際には各M&A会社から紹介を受けた会社を検討し、進める場合には私がFA(代理人)の立場として案件成約に向けて動いています。

以前働いていたメーカーが積極的にM&Aを行っていたことから興味をもち、キャリアアップのためにM&A関連の会社に転職しました。業務はかなりハードでしたがとても面白く、大きな責任感を伴う分、得られる達成感も大きい仕事に打ち込んでいました。平日はほぼ県外へ出張という生活を送る中で、いつかは地元の福岡に貢献したい、そして家族との時間をより大切にしたいという想いが大きくなり、転職を考えるようになりました。そのようなことを三好不動産で働いている高校の同級生に話してみたら思いがけず「うちの会社もM&Aをやっている」と言われたので調べてみると確かにM&Aの実績があり、さらに多様な事業を展開していることも知って興味をもちました。私自身、前職でM&A仲介に携わるなかで不動産分野の弱さを痛感することが多々あり、不動産を母体とする会社でM&A仲介業務ができればよりよいM&A仲介サービスを提供できるのではないかと思ったことも選んだ理由のひとつです。
さらに、友人にずっと三好不動産で働いている理由を聞いたところ「いい人が集まっていて、人間関係で悩んだことがない。この環境を手放したら後悔する」と言っていたことも決め手となりました。
2024年4月に入社し、M&A関連の部署を同年10月に立ち上げることができました。ゼロからのスタートなので契約書のフォーマットやパンフレット、ホームページの作成などやるべきことが多く大変でしたが、2025年だけでも三好不動産グループが受け入れる形で3社と成約し、順調なスタートを切ることができました。福岡にも事業継承の問題を抱える会社は多く存在していますので、これからも自分のスキルを活かしながら必要とされるM&Aを推進し、会社に貢献していきたいと思っています。
働きやすさの点でもとても満足しています。従業員同士が家族のように温かい接し方で、純粋な気持ちで手助けしてくれる方が多く、人柄のよさを実感しています。また家族との時間を確保できるようになり、子どもの成長を日々感じることができるのもうれしいです。
難しい点は、会社の譲渡という一世一代の大きな決断に関する相談をしていただくことです。当社の強みは、不動産会社を母体とするM&A仲介サービスという点です。会社の企業価値の多くを占める不動産について、安心して任せられるM&A会社は少ないと思うので、これからもその点の周知を積極的に行いながら、最高のM&A仲介サービスを提供できるようにしていきたいと思います。
やりがいは、やはり「ありがとう」という言葉をいただけることです。M&Aが成約した時には、「成約式」という譲渡のセレモニーを行うことが多いのですが、歴史のある会社の事業継承が叶い、関係者の皆様が深く感動されている姿を見た瞬間にこの仕事をやっていてよかったと感じます。
M&Aが成功するかどうかは仲介者次第と言われ、コミュニケーション能力や人の気持ちや痛みを理解できる想像力、柔軟な対応力などが求められます。またM&Aは総合格闘技と例えられるように、財務、法務、税務、労務、ビジネスと幅広く対応する力も必要となるため、さまざまなことに興味をもって勉強したいと思える好奇心旺盛な人が向いていると思います。
